■県議補選で当選した2人が初登庁 県知事選を巡り候補者支援で対応が割れた自民党会派は参院選に向けわだかまることなく再び一枚岩目指す(秋田県)
6日に投票が行われた県議会議員の補欠選挙で初当選を果たした2人が11日、初登庁しました。
県知事選挙では候補者の支援で対応が大きく割れた県議会。自民党会派の議員が選挙後、初めて一堂に会し、夏の参議院選挙に向け再び一枚岩となることを確認しました。
県知事に就任する鈴木健太氏と秋田市長に就任する沼谷純氏の、2人の辞職に伴い行われた県議会議員・秋田市選挙区の補欠選挙。
2つの議席を新人3人が争った選挙で、最も多い票を得て当選したのが元農林水産省職員の川邉隼之介議員です。初登庁し、真新しい議員バッチが付けられました。
元官僚としての経験や人脈を生かし農業振興に力を入れたい考えです。
川邉隼之介氏
「食と農林水産業、秋田の強みであることは間違いありませんので、食と農林水産業が2倍、3倍、10倍、20倍、100倍と、価値が増えていくような形で秋田を盛り上げていければなと思っております」
川邉議員は自民党会派に所属します。
もう1人は福田博之議員です。社会保険労務士としての経験を生かし、働く世代や中小企業の支援などに力を入れていくことにしています。
福田博之氏
「日に日に実感が湧いてきておったんですけども、やはりこのバッチの重みというものを感じまして、いよいよ始まるなという所で、より一層気を引き締めて本日から取り組んで参ります」
福田議員は立憲民主党会派に所属します。
県知事選挙では候補者の支援を巡り対応が割れた自民党会派。
知事選のあと、初めて議員たちが一堂に顔を揃えました。
夏の参議院選挙に自民党公認で出馬する中泉松司氏の姿も。
柴田正敏・自民党県連副会長
「皆さんと一堂に会するのは何となくホッとするというか、とてもいい雰囲気だと思います。これからもよろしくお願いします」
川邉議員を加えて鈴木健太氏が抜ける前の27人に戻った自民党会派。
夏の参議院選挙に向け、再び一枚岩になることが求められます。
柴田正敏・自民党県連副会長
「それは心配していません。中泉で行こうと前々から決まったことでありますので、それは心配してません。それは皆さんの顔を見れば分かります。そうやっていこうというのを、みんなの顔にちゃんと出てました。私はそう判断しています」
この夏の参議院選挙には無所属で現職の寺田静氏50歳と参政党の新人佐藤美和子氏65歳も立候補する予定です。
(04/11 18:27 秋田放送)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)