■16年ぶり秋田市の新たなトップ 沼谷純市長が勝負服で初登庁 新スタジアムの整備計画は半年以内に方針を決定する意向(秋田県)
16年ぶりに秋田市の新たなトップに就任した沼谷純市長が、14日朝、初登庁し、「市民と対話を重ねながら、少しでも前に進んでいく市政にしたい」と決意を述べました。
さっそく新スタジアムについて、半年以内に整備計画の方針を決定する意向であることを明らかにしました。
好んで着用し、いつしか勝負服になったと言う紺色のスーツに身を包んだ沼谷純市長、14日朝、初登庁しました。
人口約29万5000人の市政のかじ取り役、そして、職員2500人あまりのリーダーを務めます。
既存の施設の改修によるスタジアムの整備や、外旭川地区のまちづくり計画の白紙化など、これまでの市政運営からの明確な方針転換を掲げて市長の座に着いた、沼谷氏。
秋田市 沼谷純 市長
「職員の皆さまからもこうしてお出迎えいただきましたので、非常に身が引き締まるということと、ご負託の重さということと、全力でやりたいと思ってます」
14日の就任式で、沼谷市長は、集まった200人あまりの職員を前に決意を述べました。
秋田市 沼谷純 市長
「1センチでも1ミリでも、市民の皆さまと対話を重ねながら、少しでも前に進んでいく。少しでも市民の皆さまのお気持ちに寄り添っていく。そういった市政を、私と一緒につくっていただけたら、大変ありがたいというふうに思っております」
任期は4年です。
新市長による市政運営が、14日、本格的に始まりました。
さっそく、記者会見に臨んだ沼谷市長。
新スタジアムの整備を巡っては、選挙戦で、事業費を抑えるために八橋運動公園の「ASPスタジアム」の改修を主張してきました。
沼谷 市長
「やはり半年くらいでは少なくとも庁内の検討、それから必要な庁外の専門的な知見というものを得ながら、やはり半年、秋ごろまでにはひとつの結論を出していかなければ」
こう述べたうえで「新設だけが前提ではいけない」と強調しました。
ブラウブリッツ秋田は、スタジアムを将来的に新設することを条件に、J1、J2の参加資格を得ていることから、沼谷市長は、Jリーグに対し、改修による整備の可能性を早期に伝え、理解を得たい考えです。
沼谷 市長
「改修によって、現行のスケジュールより遅れるというようなことは、すべきではないと思いますので、その点はご心配なくということをお伝えした上で、方法としての、手法としての改修という案も検討させてほしいと」
沼谷市長は、J1、J2の参加資格の申請期限である6月末までに改修の可否を判断したい考えで、まずは、新設か改修かに限らず、整備費用の試算と、秋田市の財政的な負担の上限額を明らかにしたいと述べています。
(04/14 18:32 秋田放送)
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