■大切な人への気持ちをサクラとともに後世に残したい 千秋公園のサクラ再生事業に寄付の個人や企業に記念プレートを贈呈 秋田市(秋田県)
千秋公園のサクラを再生させる事業に寄付を行った個人や企業に、秋田市から記念のプレートが贈られました。
大切な人への気持ちをサクラとともに後世に残したい。そんな思いも込めて今年は10の個人や企業が秋田市のサクラの再生事業に寄付をしました。
柿崎武彦 副市長
「樹勢の回復に努めてまいりましたが既存のサクラを守るだけでは限界がありますことから」
「皆さまには千秋公園への深い関心とご協力に改めて感謝を申し上げる次第でございます」
秋田市が寄付を募り千秋公園にサクラの植樹を行うこの取り組み。寄付は一口10万円で、これまで3,000万円余りが寄せられています。
千秋公園の「表門」の先に去年植えられたばかりのサクラがあります。
男性
「すごくいいところ」「見晴らしのいいところです」
「きのう妻の誕生日でそれにちょうど春の時季と季節が重なるかなと思って」「ぜひ公園を満杯にできる一本になってもらえればいいかなと思って」
プレートをつける女性
「母親の好きなひと文字です。残念ながら昨年旅立ってしまいましたけれども」「この言葉をつけることを夢見ていたのでこのように形になってとてもうれしいです」
「今見てると思いますしこれから咲くのがすごく楽しみです。みんなでここに集いたいと思います。」
千秋公園のサクラは樹齢60年を超える老木が多く植え替えが不可欠となっています。
2008年に始まった個人や企業から寄付を受け付けるこの取り組み。善意をもとに新たに植えられたサクラは90本にのぼりました。
千秋公園のサクラを次の世代へと引き継いでいくために。
秋田市は市の予算も充てながら今後もサクラの再生と維持、管理を行っていくことにしています。
(04/15 18:26 秋田放送)
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