■貴重な国産ホップの収穫 高温と雨不足を乗り越え…高品質に仕上がる 秋田・横手市(秋田県)
横手市でビールの原料の一つホップの収穫が行われています。
今年は7月の高温と雨不足で例年にない栽培管理を強いられましたが、農家の努力で質の高いホップに仕上がっているということです。
ビールの苦みや香りの元になるホップ。
横手市は全国有数のホップの産地で、大雄地区を中心に20戸の農家が合わせて約16ヘクタールの畑で栽培に取り組んでいます。
収穫はトラクターの荷台につけたはしごに登って行います。
高さ5メートルほどに成長したホップを、生産者同士が協力してツルごと鎌で刈り取っていきます。
今年は7月の高温と雨不足で水やりなど例年にない栽培管理を強いられましたが、農家の努力で質の高いホップに仕上がっているということです。
収穫したホップは葉やツルなどを取り除いたあと、15時間ほど乾燥させ大手ビールメーカーの「キリン」の工場に出荷されます。
大雄ホップ農業協同組合 土田 章之 組合長
「去年おととし雨の被害で相当やられたんですけども、今年は干ばつだったけれども8月なってからの雨でホップの成長もかなり良くなって」「品質も良くて香りもすごくいいので、きっといいビールができると思います」
数少ない国産の原料として長年親しまれている横手市産のホップ。
今年は約28トンの収穫を見込んでいます。
(09/04 18:00 秋田放送)
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