■医療マースの先進地・秋田の診療所を安倍昭恵さんが視察 通院の負担減で患者や家族から高評価 仙北市(秋田県)
通信機器などを載せた専用車両を使って、自宅などにいる患者を医師が遠隔で診療する仕組み・医療マースについてです。
導入されている仙北市の診療所を、安倍晋三元総理大臣の妻・昭恵さんが訪問し、医師が普及に向けた課題を説明しました。
「全国に先駆けた取り組みの現場を視察したい」と安倍昭恵さんが訪れたのは、仙北市の西明寺診療所です。
西明寺診療所 市川晋一 所長
「元気だすか、よかったです」「血圧いくらだった」
看護師
「いま150ありました」
西明寺診療所 市川晋一 所長
「ちょっと血圧高いじゃないですか」
中山間地が広がる旧西木村のエリアで、去年2月に医療マースを導入しました。
医療マースは、通信機器などを載せた専用車両を使って、自宅などにいる患者を医師が遠隔で診療する仕組みです。
西明寺診療所 市川晋一 所長
「家の中ではおむつしてるけど歩けるしご飯も食べられる、だからそんなに悪くないから来るほどでもないって言われるんですよ、もちろん寝たきりの人は来てくれって言いますよ、だけどそう言って断られるんですよ、これだと玄関前に車を乗りつけて患者さんに乗っけてもらって話するという」
西明寺診療所では、これまでに約80人の診療を、医療マースで行っていて、通院の負担が少なくなった患者やその家族から、高い評価を受けているということです。
安倍昭恵さん
「ここで先生に本当みていただいて診療できるんだったら、来られない方たちにとってはすごくいいシステムだなと思いました」
一方で、普及に向けてはコスト面での課題もあります。
西明寺診療所 市川晋一 所長
「(この車両は)2,300万円です、でランニングコストがやはりかかるので、だけどこれは考えによってこんなにフル装備でなくてもいいわけです」
「コストをうまく考えて作ればいいと思います、だって車1台あればパソコンあればやれるわけですから」
去年7月には、河野太郎・前デジタル大臣も秋田を訪れて視察した医療マース。
普及に向けて、先進地の秋田は、今後の動きも全国から注目されることになります。
(04/16 18:32 秋田放送)
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