■詐欺の被害が相次ぐ県内 横手市・大館市で被害額はそれぞれ数百万円にのぼる(秋田県)
県内では18日も詐欺の被害が相次いで発覚しました。
横手警察署の調べによりますと、4月12日、横手市に住む50代の男性にNTTドコモを名乗る男から「マイナンバーカードか運転免許証を落としていないか。兵庫県内のショップであなた名義の携帯1台が契約されている。兵庫県警に被害届を出してください。」などと電話がありました。
その後兵庫県警の警察官を名乗る男が「あなたの口座がマネーロンダリングに利用されている。持っている口座を教えてほしい」と伝えてきました。
男性は電話で相手に銀行名や口座を教えると、今度は、検事を名乗る男から「あなたの口座に残っているお金を調べたい。残高の8割から9割を別の口座に移せば調べられる。」などと指示を受け、400万円を振り込みだましとられました。
また大館警察署の調べによりますと4月14日、大館市に住む30代男性のスマートフォンに「+」から始まる番号から電話がありました。
相手の男はNTTを名乗り、「あなたの携帯電話が不正利用されている」「福岡県警に多数の被害届が出ている」などと言い、福岡県警捜査第二課の警察官を名乗る男に替わりました。
警察官を名乗る男は福岡県警のホームページに記載されている電話番号からかけ直すといって電話を切ったということです。
その後福岡県警の電話番号を含む14桁の番号から電話があり、警察官を名乗る男は「被害額は1億3400万円だ」「無実を証明するためには検察官に優先捜査を依頼することになる」などと言い検察官を名乗る女とともに男性を説得。
相手を信用した男性は指示に従い、保釈金と逃亡資金差し押さえの名目で指定された個人名義の口座に3回にわたり現金730万円を振り込みだまし取られました。
(04/18 19:13 秋田放送)
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