■秋田商業出身・ヤクルト石川雅規投手 プロ野球新記録の24年連続勝利を達成!仲間の援護も「ひとりでできる数字ではない」(秋田県)
秋田商業高校出身で、プロ野球・東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手が、9日夜の阪神戦で、今シーズン初めて登板しました。
緩急をつけたピッチングで、プロ野球新記録となる24年連続勝利を達成しました。
秋田市出身で、プロ24年目の石川は、現在45歳。
球界最年長です。
9日、甲子園球場で行われた阪神戦で、今シーズン初めて登板しました。
石川は、序盤、苦しみます。
2回裏、4番の大山、続く前川と連打を許し、さらにフォアボールで満塁の大ピンチ。
続く梅野は打ち取りますが、石川が悪送球。
さらにスクイズなども決められ、3点を失いました。
ただ、その後は崩れず、サウスポーから繰り出す、緩急をつけた投球術で、ランナーを出しながらも、阪神打線をゼロに抑えます。
身長167センチと、プロ野球選手としては小柄な石川。
5回裏は、上位打線を三者凡退に打ち取り、ベテランらしく流れを作りました。
すると打線がこたえます。
ヤクルトは、6回表、代打・増田珠のタイムリーヒットなどで、この回一気に5点を奪って逆転しました。
石川が降板した6回以降、ヤクルトは小刻みな継投に。
最終回は、金足農業高校出身の石山泰稚が、無失点で、秋田の先輩・石川の勝利を確定させました。
石川は、ルーキーの2002年以来、24年連続勝利。
プロ野球新記録の達成です。
石川雅規 投手
「ひとりでできる数字ではないですし、本当に支えてくれた家族だったり、使い続けてくれた監督さん、コーチ、裏方さん、そしてファンの皆さんのおかげだと思っているので、なんとかまた1軍のこのマウンドに立てたことが、本当にうれしいです。ボールはそんなに速くないですけれども、やはり考え方だったり、取り組み次第では、なんとか自分の良さを出して、1軍のゲームでなんとか勝負できるというところを、自分自身もこの24年間やってきたので、そういうところを、若手と一緒に切磋琢磨して、今後もやっていきたいと思っています」
9日の勝利がプロ通算187勝目となった石川。
200勝の節目まで、あと13勝です。
(04/10 11:44 秋田放送)
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