■交通死亡事故多発で盛岡市が「交通事故非常事態宣言」(岩手県)
岩手県内には現在、「交通死亡事故多発注意報」が発令されていますが、盛岡市では3日、市独自の「交通事故非常事態宣言」が発令され、8月に死亡事故が起きた現場で事故防止の呼びかけが行われました。
呼びかけ
「盛岡市内、人身事故、交通死亡事故とも異常なペースで増加しています」
8月17日、盛岡市茶畑の国道4号線で、北進していたオートバイと飲食店の駐車場から出てきた20歳の男性が運転する軽乗用車が出合い頭に衝突し、オートバイを運転していた18歳の男性が亡くなりました。
3日ははじめに、警察や交通安全協会の職員などが事故現場を点検し、見通しがよく道路環境には問題がないことを確認しました。
免許取得から経過年数が浅い、若年ドライバー同士の事故だったことから、警察は、自動車学校に直接チラシを配ったほか、3日はドライバーに直接、安全運転を呼びかけました。
盛岡東警察署 小野寺武士交通官
「8月中に10人が亡くなっている、9月に入ってすぐに1人が亡くなっているということで、 まさに異常事態だと考えている。運転手のみなさんは、緊張感を持って運転していただきたい」
県内では、8月30日から2日間で3人が亡くなり、「交通死亡事故多発注意報」が発令されました。
特に盛岡市では、8月17日のこの死亡事故以降、あわせて3人が亡くなったことから3日、2019年10月以来となる「盛岡市交通事故非常事態宣言」を発令し、交通安全を呼びかけています。
(09/03 17:16 テレビ岩手)
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