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「ドアを開けたら…」自宅敷地内で男性がクマと鉢合わせ けがなし 岩手県遠野市(岩手県)



 23日朝、岩手県遠野市で男性がクマと鉢合わせになりました。

 男性にけがはありませんでしたが、ニワトリなどのエサが荒らされる被害が出ています。

 奥寺栄一さん
「ドアを開けたら、そっちからこうクマが顔を出してきて…」

 クマが出没したのは遠野市青笹町の農業・奥寺栄一さん75歳の自宅敷地内にある牛舎付近です。

 23日午前5時半ごろ、農作業に向かおうと外に出た奥寺さんが、敷地内にいた体長およそ1メートルの成獣と鉢合わせになりました。

 数秒にらみ合った後、奥寺さんが声を出すと、クマは家の裏の竹やぶの方へ逃げていったということです。

 奥寺さんにけがはありませんでしたが、家と牛舎の間の通路に保管していたニワトリのえさ2袋と犬のえさ1袋が破られ、中身が散乱しました。

 産直に出す予定だった栗も荒らされ、周辺には足跡も残っていました。

 奥寺さん
「孫もいるから心配になってしまってね。最初は牛かと思ったが、うちの牛にしては大きいと思って。気をつけて見たらクマで、怖さはなかったけどびっくりした」

クマは22日から出没していて、市によりますと、9月に入って青笹町でエサが食べられる被害はこれで3件目です。

 付近に捕獲用のわなを設置したほか、警察が付近の住民に外出時の注意やクマのエサとなる物を屋外に置かないなどの対策を呼びかけています。


(09/23 17:49 テレビ岩手)

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