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【クマ対策】県と市町村が緊急連絡会議 政府は関係閣僚会議で新対策まとめる方針確認(岩手県)



クマの出没や被害が相次いでいることを受け、クマ対策について話し合う県と市町村による、緊急の会議が30日行われました。また、政府は関係閣僚会議を開き、11月中旬までに新たな対策のパッケージをまとめる方針を確認しました。

県が開いた30日の会議には、野生鳥獣の被害対策を担当する市町村の職員などおよそ50人が参加しました。

講師として招かれたクマの生態などを研究する岩手大学農学部の山内貴義准教授は、クマを近づきにくくする『緩衝地帯』での個体数管理が重要とした上で次のように述べました。

山内准教授
「緩衝地帯ではモニタリング(観察)をしていかないと地域地域によって密度が違うし、生息状況が違いますのでモニタリングの重要性っていうのはあらためて分かった」

岩泉町の担当者
「頭数把握の部分で、山内先生が実際にやっている里山の調査というのをできればもっと広めていただいて、本当の頭数を把握していただきたい」

また、政府は。

木原稔内閣官房長官
「国民の命と暮らしを守るため、追加的・緊急的なクマ対策を強化いたします。クマ対策に関する関係閣僚会議を開き、警察官や、狩猟免許を有する公務員が市町村による緊急銃猟に協力し、迅速に駆除できるようにするなど、新たな対策のパッケージを来月中旬までにまとめる方針を確認しました」

一方、達増知事は、秋田県の鈴木健太知事が小泉防衛大臣に自衛隊の災害派遣を要請したことを受けて、「岩手県も陸上自衛隊岩手駐屯地と連絡をとりあっていく」と自身のSNSで明らかにしました。

(10/30 18:41 テレビ岩手)

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