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大船渡山林火災の「被害木」建設用材利用に「現時点では問題なし」(岩手県)



2月に大船渡市で発生した大規模な山林火災で被害を受けた木、「被害木」について、国と県、関係団体でつくる連絡会議は、建設用材としての使用に現時点では問題がないことを確認しました。

これは24日、盛岡市で開かれた会議で報告されました。「被害木」は現在、柱やはりなどの建築用材として利用できるかの強度試験を、県林業技術研究センターが行っています。

24日は強度試験の中間報告が行われ、「被害木」は損傷の度合いによって表面の樹皮が薄くなっているものの、建設用材に使う中心部分は、健全な木とそん色のない強度を持っていることが確認されました。

県林業振興課 菊地明子 林業・木材担当課長
「中間的な結果なんですけれども、通常の健全木とそん遜色ないという結果が得られましたので、今後の利用の弾みになるなというふうに考えております」

今後、県はより詳しい検査を行いながら、企業訪問やイベントを通して、「被害木」の活用をPRしていくことにしています。

(09/24 18:32 テレビ岩手)

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