■夏の高校野球岩手大会あす決勝 盛岡大附VS花巻東 両校の戦力分析と展望 (岩手県)
決勝を24日に控えた高校野球です。非常に楽しみですが「3勝3敗」。これ何の数字か分かりますか?
夏の高校野球決勝での盛岡大附属と花巻東の対戦成績です。さらに優勝回数を比べてみても盛岡大附属が11回、花巻東が12回とほぼ互角。まさに決勝の舞台ではライバルとして戦いを繰り広げてきた両校が再びあいまみえるわけなんです。
去年の岩手大会決勝でも戦った盛岡大附属と花巻東。4対3で花巻東が2年連続で優勝しました。
盛岡大附属は、ことしは春の県大会で優勝し、夏の大会では第1シードとして去年の雪辱を果たすべく決勝戦まで勝ち上がってきました。5点から6点を争う試合展開を得意としていて、勝負強さが持ち味。チーム打率は3割6分2厘と安定しています。
今大会では、派手な打ち合いがなくてもスクイズなどで着実に点を積み重ねてきました。また、攻撃だけでなく守備も強みです。今大会4試合でエラーは、わずか1つ。投手陣も、ここまで5人を巧みに使い分け、合計8失点と安定感は抜群です。点を取って守って逃げ切る。完成度の高さでここまで勝ち上がってきました。
坂本主将
「(去年負けた)悔しさを必ず決勝戦で晴らせるように、3年生が思いを一つにして全員で戦っていきたい」
一方、去年の王者で大会3連覇を狙う花巻東も盤石です。春の県大会こそ初戦で姿を消しましたが…
佐々木監督
「とにかく目の前の試合に勝つ。そういう気持ちで…」
一戦必勝の意識を徹底し、今大会はノーシードから快進撃を見せています。
5試合で49得点。初戦以外の4試合はコールド勝ちを収めています。打率は3割9分2厘と盛岡大附属を上回っており、圧倒的打力でシード校を次々と撃破してきました。
一方で守りは、どんな打球にも対処できる守備力と、ここまで6人の投手がマウンドを担う充実ぶり。相手チームが大量得点を奪うのは容易ではなく大会3連覇へ死角は見当たりません。
中村主将
「決勝戦に向けて最大限の準備をして、必ず勝てるように全員で頑張っていきたい」
あらためて両校のデータを並べてみてみましょう。今大会の成績は?
打率、平均得点ともに花巻東が上回っています。防御率もわずかに花巻東がいいですが、エラーは盛岡大附属が少ないですね。
あすの決勝、どんな試合になるでしょうか?
両校の監督に話を聞いたんですが、盛岡大附属・関口監督は・これまでの試合通りの得点ができるかが勝負の分かれ目。・ことしこそ勝たせてあげたい。と話していました。花巻東・佐々木監督は・打撃は振れてきている。・(エラーを引き合いに出して) 小さなミスが勝敗を分けると思う。・一戦必勝で臨む。と話していました。
リベンジを誓う盛岡大附属と3連覇を狙う花巻東。甲子園をかけた一戦はあす24日午前10時プレイボールです。
(07/23 18:22 テレビ岩手)
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