■大船渡山林火災の影響懸念 土砂災害防止の土のう設置作業始まる 梅雨や台風に備え(岩手県)
大船渡市の大規模な山林火災についてです。梅雨や台風シーズンを前に、林野火災で被害を受けた場所へ土砂災害を防止する土のうを積む作業が始まっています。
2月に大船渡市で発生した山林火災では、平成以降で国内最大規模となるおよそ3370ヘクタールに延焼範囲が及んだことから、大雨が降った場合の土砂災害が懸念されています。
これを受け、岩手県は梅雨や台風の時期を前に土砂災害を防止する応急工事を開始しています。
工事は山林火災で被害を受けた場所のうち、土砂災害警戒区域に指定されている箇所で行い、市内29か所に大型の土のうを積み上げます。
沿岸広域振興局土木部 鈴木嘉朗課長
「山林火災で土砂災害が起こりやすい環境を受けまして、万が一土石流がおこった場合、集落に達する時間を遅くして下流の住民の避難の時間を確保する」
工事は6月前半の完了を目指し、大型の土のうは、森林復旧により植生の回復が見込まれるまで設置されるということです。
(05/28 16:11 テレビ岩手)
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