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【ランニングポリス】走りながら交通安全呼びかけ 岩手県警・盛岡東警察署が企画 (岩手県)



 「走る警察官」が誕生です。

 9月、岩手県盛岡市で行われるマラソン大会に、走りながら交通安全を呼びかける「ランニングポリス」が出場することになり、8日、お披露目されました。

 原周太 記者
「こちらが8日、お披露目された ランニングポリスです。背中には…交通安全を呼びかけます」

 「すべての自転車へ!ヘルメット着用!!」と書かれたメッセージや、反射材・ライトなど、これから日が暮れるのが早くなる時期に、歩行者に身に着けてほしいものを着用した警察官。

 その名も「ランニングポリス」です。

 これは盛岡東警察署が県内で初めて組織したもので、9月28日に盛岡市で行われる、「啄木の里ふれあいマラソン」で、この姿の警察官10人が走ります。

 県内では7日現在、23人が交通事故で死亡。

 8月1か月だけで10人が亡くなる異常な事態となっていて、県交通安全対策協議会では県内全域に2007年8月以来18年ぶりとなる「交通事故非常事態宣言」を出しています。

 この中、ランニングポリスは、少しでも死亡事故をなくすため、多くの人が集まるマラソン大会を絶好の広報の機会と捉え、組織されました。

 ランニングポリス リーダー盛岡東警察署 小野寺武士 交通官
「異常事態と警察では捉えているので、広報啓発についても、やや強めの表現を使って県民の皆さんの耳に届くように広報を行っていきたい」

 異常な事態に対処しようと生まれた「ランニングポリス」。

 マラソン当日は、ハーフマラソンと10キロの部を5人ずつリレー形式で走り、その姿を見てもらうことで交通安全の大切さを伝えます。


(09/08 15:26 テレビ岩手)

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