■雫石町鶯宿の温泉施設「赤い風車」と「寿広園」8月末で営業終了 コロナや燃料費高騰が影響(岩手県)
雫石町鶯宿の温泉施設『赤い風車』と『寿広園』がコロナ禍での客の減少などで8月31日、営業を終了することになりました。鶯宿温泉の施設の数は年々減少を続けています。
旧「南部富士見ハイツ」の建物を改修した雫石町鶯宿の「赤い風車」は2013年にオープン。天然温泉の大浴場や岩盤浴の施設が人気を集めました。
しかし、コロナ禍で客足が減少。燃料費や資材価格の高騰などが追い打ちをかけ、営業終了を決断しました。
そして、同じ鶯宿にある「寿広園」は、1992年にオープン。源泉かけ流しの露天風呂のほか、ログハウスなどのアウトドア施設も備え、旅館として宿泊客も受け入れていました。
しかし、コロナ禍で宿泊部門をやめ日帰り入浴に切り替えたことで収益が低下。施設の維持や修繕の費用も負担となり、閉業を決めました。
「赤い風車」と「寿広園」はいずれも8月31日までの営業で、施設の跡地の活用は決まっていないということです。
町によりますと、鶯宿には現在12の温泉施設がありますが、経営者の高齢化などを理由にその数は年々減少しています。
町は、2023年にオープンしたアーチェリーセンターを活用したスポーツ合宿の誘致などを進め温泉街の活性化を図っていきたいとしています。
(08/29 15:40 テレビ岩手)
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