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【愛犬と楽しむ】ニュースポーツ『ドッグサップ』その魅力とは?地域おこしにも期待 岩手県陸前高田市(岩手県)



oneスポ特集は、愛犬と一緒に楽しむ新しい水上スポーツ・ドッグサップを紹介します。どんなスポーツなのか、その魅力をお伝えします。

愛犬と楽しむ、新しい水上スポーツ。その名も「ドッグサップ」。夏のアクティビティとして人気が高まるSUPに、愛犬を乗せて進む。その魅力とは──?

植田豊デンゼルさん
「犬と過ごす時間が水上でもできる」

植田恵美さん
「(犬と飼い主が)同じ視点で同じ景色を見る共に同じことをして楽しむことが増えている」

陸前高田市でSUP体験を運営する植田豊デンゼルと、母の恵美さん。親子そろって"ドッグサップレース"の全国大会を制した実力者です。

2024年9月、宮城で行われた全国大会。恵美さんは愛犬・ナナとともに出場し、小型犬クラスで見事、優勝!

そして2025年10月、栃木県で行われた大会では、豊さんが中型犬のブルーとペアを組み、こちらも優勝を果たしました。

植田恵美さん
「パートナーなのでうれしいですね。一緒に勝ち取った感じ」

植田豊デンゼルさん
「ナナがいつも恵美さんと漕ぐことが多く、ブルーはいつも陸で見ていた。ブルーもずっと出たかったのでうれしい。対戦相手も全国各地から来ていた中で優勝できたのは本当にうれしかった」

この競技で最も大切なのは、愛犬とのコンビネーション。状況に応じて前後に動けるナナ。練習を重ね、SUP上でも落ち着けるようになったブルー。互いの成長を感じられるのも、この競技の魅力。

植田恵美さん
「レースで成果が出る、それだけわんちゃんと飼い主さんの呼吸が合っているということ」

植田豊デンゼルさん
「あくまでもドッグサップというのは"ドッグファースト" 人間が速くとも犬に負担がかかってしまっては良くない。競技として楽しみながらも順位を決めていくという感じ」

これからさらに"ドッグサップ"を広めたいと語る植田さん親子。豊さんは2025年の春から、陸前高田市の地域おこし協力隊として活動をスタート。SUPを通じて地元を盛り上げたいという思いがあります。

植田豊デンゼルさん
「SUP普及活動をやっていく中で気づいたことは、実は陸前高田では(震災前)もともとカヌーやカヤックが盛んに行われていた。それが形を変えてSUPがメジャーになってくれればその頃の姿がまた取り戻せるのでは。地域の方も応援してくれている」

この日は、SUP教室に通う地元の子どもたち、そして市内のキャンプイベントに訪れた家族連れがSUPを楽しみました。

ナナも一緒にドッグサップを満喫しています。

小学生
「マジでお利口!」

親子
「落ちないようにするのに気を使ったけど、上手くできた。乗ってたボードも大きかったのなんとかいきました。」

ディレクター
「わんちゃんかわいかった」
子ども「うん」
ディレクター「またしたいね?」
子ども「うん」

植田豊デンゼルさん
「大会を誘致すること、まだまだ東日本には大会が少ないので競技人口を増やすためにも大会を誘致してドッグサップを楽しめる環境にしていきたい」

地域に根づく新しいアクティビティー、そして愛犬との"絆のスポーツ"。陸前高田の海から過去と未来を繋ぐ、新たな風が吹いています。

(10/27 18:40 テレビ岩手)

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