■「歴史と文化、人を紡ぐ」 民間移譲で再出発の温泉旅館『ITSUMU』 4月25日オープンへ 岩手・奥州市(岩手県)
岩手県奥州市衣川の「旧国民宿舎サンホテル衣川荘」が、4月25日、「ITSUMU」と名前を変えてオープンすることになり、記者発表と内覧会が21日行われました。
リベラ・ホテルズ&リゾーツ 永森豊隆 代表取締役
「衣川の「衣」と「紡ぐ」という文字を合わせて「ITSUMU(衣紡)」と名付けました」
4月25日にオープンすることになった奥州市衣川の温泉旅館「ITSUMU」です。名前には「衣川の歴史と文化を紡ぐ・旅を通して人を紡ぐ」という意味が込められています。
老朽化が進むなどしたため、奥州市が2022年7月、直営での営業を終了した施設を民間の事業者へ無償で譲渡し、リニューアル工事を進めていた「旧国民宿舎サンホテル衣川荘」。老朽化が想定以上だったことや、資材の高騰による工事の見直しがあったことから、当初の見込みより1年9か月遅れてのオープンとなりました。
21日の記者発表では、運営する奥州市のリベラ・ホテルズ&リゾーツの永森豊隆代表取締役が、今後への意気込みを語りました。
リベラ・ホテルズ&リゾーツ 永森豊隆 代表取締役
「世界遺産にも隣接しているので、『ITSUMU』が東北観光の拠点となるよう努めていきたい」
4タイプで全42室ある客室は、1泊1名2食付きで2万5000円から3万5000円が目安で、インバウンドや若年層の利用を見込んでいます。スイートなど一部の客室からは、世界遺産・平泉の眺望を楽しむことができます。また、半露店の大浴場と一部の客室にある浴室には、奥州市前沢の温泉施設から天然温泉を運び込んでいます。
奥州・平泉温泉旅館ITSUMU 千葉英也 支配人
「地元衣川のみなさんが待ち望んでいたという声は聞いていたので、やっとオープンできてうれしく思う。まずはホテルの経営を安定させてから、地元に還元できる施設にしたいと思う」
「奥州・平泉温泉旅館ITSUMU」は4月25日のオープンで、電話のほか大手旅行サイトでも予約を受け付けています。
(04/22 00:00 テレビ岩手)
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