■ヘラルボニーがフランス・カンヌの広告賞で「ゴールド」受賞「社会や文化を変える活動」部門 知事に受賞を報告(岩手県)
盛岡市の「ヘラルボニー」が、フランスで開かれた世界有数の広告賞を受賞です。「社会や文化を変える活動」の部門で、最高賞に次ぐ「ゴールド」を受賞し、25日達増知事に報告しました。
県庁を訪れたのは、ヘラルボニーの共同最高経営責任者・松田文登さんと、フランス・カンヌの大会に参加した家族、あわせて4人です。
ヘラルボニーは、盛岡を拠点に世界243人の障がいのある人とアーティスト契約を締結。作品を販売し、アーティストに還元する事業を展開しています。
6月、カンヌで開かれた世界最大級の広告賞、「カンヌライオンズ・国際クリエイティビティフェスティバル」の、「社会や文化を変える活動」の部門で、ヘラルボニーは「アップル」や「ナイキ」など、名だたる251社の中で2位に相当する「ゴールド」を見事、受賞しました。
審査員から「深く感動した。ほかの企業とともに新しい価値を作っていることは、社会的インパクトが大きい」などと、高く評価されました。
文登さんの4歳上の兄・翔太さんです。自閉症の翔太さんがある日、自由帳に書き残した謎の言葉が社名になっていて、会社の真の創業者です。
報告会 翔太さん
「カンヌライオンズゴールド取りました。ありがとうございました!」
達増知事は「誰も分け隔てられることのない経済は、世界が求めるもの。さらに発展してほしい」と激励しました。
松田文登社長
「世界のCMO、マーケティングオフィサーの人たちが絶対カンヌは全部見るので、ほんとに。世界のブランドとコラボしたい。それがどこの国であろうが、販売されていく仕組みを作れる可能性があるのがカンヌだと思ったので、圧倒的に世界に広げてその思想を作っていける。そういうグローバルカンパニーになっていこうっていうのはずっと思っています」
受賞記念のガラスのライオン像は、盛岡の「イサイパーク」に8月4日まで展示するということです。
(06/25 18:03 テレビ岩手)
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