■「目指せ!世界一」 岩手・北上市を拠点とする「東北リトルリーグ」 ソフトボール世界大会に出場(岩手県)
岩手県北上市を拠点とするソフトボール・リトルリーグのチームが8月、アメリカで開かれる世界大会に出場します。大会に向けて調整を続けるチームを取材しました。北上支局・熊谷記者の取材です。
北上市を拠点とするソフトボールチーム「いわさきレッズ」を中心に、県内と東北地区の小中学生でつくられた「東北リトルリーグ」です。
8月、アメリカで開かれるソフトボールの世界大会、「2025リトルリーグ・ソフトボールワールドシリーズ」に日本代表として初めて出場します。
6月、行われた大会のアジア予選に合わせて作られたチームで、全員が揃って練習する機会は限られていますが…
東北リトルリーグ 千田ゆうか キャプテン(北上・和賀東中1年)
「いわさきレッズのメンバーはみんなフレンドリーで、よく声をかけたり仲よくできるので、そんなにコミュニケーションや絆づくりで苦労はしていないと思う」
チームのモットーはフルスイング。
打撃力に磨きをかけています。
ただ、体格で勝る外国選手に対して、勝敗は打撃に加え、投手力がカギを握っています。
ダブルエースのひとり、宮古西中学校1年の野崎凜香投手。
同年代の平均球速・80キロ中盤を大きく超える90キロ中盤のストレートで力の勝負を挑みます。
東北リトルリーグ 野崎凜香 投手(宮古西中1年)
「身体が大きい選手にも堂々といつものピッチングをしたい。強みはストレート。(初球)ストレートでストライクをとり、そこから変化球で2ストライクにすればいいかなと思う」
もうひとりのエースは和賀東中学校1年でキャプテンも務める千田ゆうか投手。
全国大会など大舞台での経験が豊富で、緩急を使った投球術でバッターを打ち取ります。
東北リトルリーグ 千田ゆうか 投手(和賀東中1年)
「足元に落ちるようなチェンジアップやドロップを使いながら、苦しいときでもみんなに声をかけながらピッチングができるのが自分の長所だと思う」
大会まで1か月を切ったこの日、チームは試合形式で調整を行っていました。
先発した千田投手は4失点ながらチームをまとめる姿勢が光り、野崎投手は1失点とまずまずの仕上がり。
また、守備では随所でファインプレーが見られ、チームの一体感も高まっています。
東北リトルリーグ 千田ゆうか キャプテン
「日本代表として元気を生かしたパワフルなプレーをたくさんして勝ちたい。(アメリカに)行くからには1回戦負けじゃ終われないので、1試合ずつ順調に勝ち進み、最後はワールドチャンピオンになれたらと思う」
「東北リトルリーグ」は日本時間の8月5日、カナダ代表とヨーロッパ・アフリカ代表の勝者と初戦に臨みます。
「東北リトルリーグ チームみんなでワールドシリーズ世界一になるぞ!おー!」
この大会はすべての試合が全米で生中継される大人気のイベントです。
オリンピックなどでライバル関係にある日本のチームが出場するということで、現地ではさらに盛り上がっているそうです。
また、チームは、大会出場に係る費用などを募るクラウドファンディングを行っています。
詳しくは「CAMPFIRE東北リトルリーグ」をご覧ください。
(07/21 19:15 テレビ岩手)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)