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高齢者が運転シミュレーターで交通安全講習会 県交通安全対策協議会が「交通事故非常事態」を宣言(岩手県)



運転シミュレーターを体験です。県内で交通死亡事故が多く発生する中、西和賀町で高齢者が参加して交通安全講習会が開かれました。

講習会は、北上地方交通安全協会が、西和賀町沢内地区に住む65歳以上の高齢者に呼びかけ、開催しました。

5日は北上警察署交通課の警察官が危険予知訓練用の装置を使い、スクリーンに映し出された映像から、運転中の後方不注意や急な飛び出しなど事故が起きそうな状況を説明しました。

また、運転シミュレーターで急なブレーキやハンドルの操作を体験しました。

評価「正確さが4なので、結構いいと思いますよ」

男性参加者
「なかなかうまくいかない。やり方とかわからない点があったりして、いずれ気を付けることが多い」

女性参加者
「事故になるとお互いが大変なことになるから、事故は起こさないように、家族でも気を付けている」

北上警察署 交通課 小原剛 警部補
「こういった講習会を通じて交通安全の基本ルールを思い出して、実生活の中で生かしていただきたい」

このところ県内では交通死亡事故が多く発生していて、県警は「交通死亡事故多発注意報」を発令し、指導と取り締まりを強化しています。

達増知事を会長とする県交通安全対策協議会は、交通死亡事故が異常な増加傾向にあることから5日、県内全域に「交通事故非常事態宣言」を出しました。2007年8月以来の宣言です。


(09/05 17:27 テレビ岩手)

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