■大船渡山林火災で焼けた「被害木」活用へ検討会 バイオマスチップへ利用可能性も(岩手県)
復旧・復興に向けて新たな一歩です。ことし2月に大規模な山林火災が発生した大船渡市で24日、火災で焼けた木の活用に向けた検討会が行われました。
この検討会は、山林火災で焼けた木いわゆる「被害木」の活用について情報共有しようと開かれました。
検討会では、焼けた木を建築資材に活用できるかどうかなどを調べるための強度調査が行われていることや、8年前に釜石市の尾崎半島で発生した被害木の活用事例などが報告されました。
そして、赤崎町長崎地区では今後の被害木の伐採作業に向けて関係者が実際に燃えた木を切り、普通の木と焼けた木の違いなどを調べました。
木を切った人
「木全体が水分がまず少なくて、手ごたえがすごい悪いというか硬いですね。木自体が」
焼けた木は、水分が少なく葉も少ないため、重心が低くなっていて、倒れるスピードが速くなることから、伐採作業では普段よりも安全確保が必要ということも説明されました。
このほか、木の中までは焦げていないことが分かり、被害の程度によってバイオマス発電の燃料となるバイオマスチップなどに活用できる可能性も分かりました。
今後は森林所有者の意向を確認し、伐採作業が進められる予定です。
(07/24 18:50 テレビ岩手)
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