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【参院選】横沢氏「6年前より…」 平野氏「国政で…」 岩手選挙区2人の戦い振り返る(岩手県)



 再選を決めた横沢さんと、敗れた平野さんは6年前の参議院選挙に続き、今回が2度目の対決となりました。

 2人の選挙戦を振り返ります。

 横沢さん
「岩手県全般を通して6年前よりも応援をいただくというか、激励をいただく機会は多かったというふうに肌感では感じました」

 真っ黒に日焼けした顔で17日間の選挙戦を振り返った立憲民主党の横沢さん。

 表情には充実感が漂っていました。

 「夢や希望の持てる未来を作りたい」。

 そんな思いから2期目への挑戦を決めた横沢さん。

 6年前と同じく、「共闘体制」が整えられ、今回は、共産党、社民党の県組織、国民民主党県連の支持団体が支えました。

 同じ立憲民主党で衆議院・岩手1区選出の階猛氏は、政治資金を巡る問題で今も県連に所属していませんが、強い信頼関係を築く横沢さんのためにと今回、マイクを握りました。

 階猛さん
「いろんな人の声を聞いて、そして今だけではなく、先々まで私たちの仕事や暮らし、そして日本全体を良くしていくのが立憲民主党横沢高徳であります」

 一方、自民党の平野さんは今回の選挙を自身の「総決算」と位置付けました。

 決起大会ではこんな場面も…

 平野さん
「今までいろんなことがございましたけども…(感極まる)引き続き、絶対国政で仕事をしたいとそういう思いで 頑張りますので…」

 その平野さんにとって、今回は「政治とカネ」の問題などによる「逆風」が残る中での選挙戦となりました。

 選挙期間中には石破首相も応援に…

 石破首相
「岩手の人口が減り続けて28年。28年ずっと人口が減り続けている。これを何としても止めたい。平野達男はそう思っています」

 とにかく歩いて人と合うことを意識した選挙戦を展開。

 初代復興相を務めたことなど、3期18年の実績などを強調しながら支持を訴えました。

 平野さん
(Q、実質、6年前と同じ戦い?)
「何を訴えなきゃいけないかとい うことだけをずっとやってきてますし、今回の選挙もそのままでやったということ」

 しかし…

 横澤さん
「政治とは国民の皆さまの命と生活を守る。そして未来に希望の持てる日本を、この岩手からつくる。この思いで岩手県人らしく、粘り強く粘り強く国政の場で働いていきたいと考えています」

 「真夏の決戦」を制したのは立憲民主党の現職・横沢さんでした。

 一方で…
 
 自身の総決算と今回の参院選を位置付けた平野さん。

 その戦いは静かに幕を下ろしました。


(07/21 17:16 テレビ岩手)

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