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クマが激突し公民館の自動ドア壊される 防犯カメラ映像には体当たりの瞬間が(岩手県)



30日も県内でクマによる被害がありました。雫石町の公民館では30日朝、クマに自動ドアが壊されました。防犯カメラにはクマが体当たりする瞬間が映っていました。

こちらは雫石町中央公民館の防犯カメラの映像です。右奥から迫りくる黒い影。玄関に近づくと自動ドアに体当たり。拡大して見ると、クマが立ち上がり、体重をかけてぶつかっています。その後、クマはすぐに走り去りました。

クマが姿を現した午前6時半ごろ。開館前で人への被害はなく、自動ドアの電源も入っていませんでした。1時間後に出勤した清掃員の米倉和栄さんは最初に被害に気づきました。

記者「あ、爪痕もありますね」

清掃員・米倉和栄さん
「(ドアの)前の方に汚れがいっぱいついていて、下が壊れていた。あれ、これ変だなと思って。一瞬(最近)クマ、クマというからもしかしてと思って。俺らももう少し(来るのが)早ければまずかった」

この場所では、11月1日から『雫石町総合芸術祭』が開催される予定で、30日は展示する花を関係者が運んでいました。

雫石菊花会のメンバー
「きょうは気をつけながら作業進めていました。これだけみんながやがやしていれば、山に帰ってくれればいいなと思う」

公民館は、雫石町役場の道路を挟んで南側にあり、北東に300メートルほど離れた民家では、ほぼ同じ時刻にクマが目撃されていました。この近くにある雫石小学校では保護者に児童たちを送るよう呼びかけました。

警察によりますとクマは体長1メートルほどで、町や警察は防災無線で注意を呼びかけるとともに周辺をパトロールして警戒を続けています。

(10/30 18:45 テレビ岩手)

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