■津波など災害の教訓を後世に 宮古市災害資料伝承館オープン 岩手(岩手県)
津波など、災害の教訓を次の世代に伝える施設が6日、岩手県宮古市にオープンしました。
テープカット 「どうぞ」
宮古市田老地区に6日開館した「宮古市災害資料伝承館」です。建物があった場所には、3年前まで市の旧田老総合事務所庁舎がありました。東日本大震災の時には多く人が身を寄せた場所です。老朽化に伴い3年前に解体され、今回その場所に災害の教訓を伝える施設がオープンしました。
館内には、これまで宮古市を幾度となく襲ってきた津波に関する展示が並びます。資料の残る明治時代からの津波被害の様子を、写真やプロジェクションマッピングなどで伝えています。
中には、14年前の東日本大震災津波の津波で根元から折れてしまった標識や、地震が発生した時間で止まった時計もあります。
宮古市災害資料伝承館 高岩将洋 館長
「どうしても震災から14年経ちまして、なかなか防災、津波の部分で風化することが考えられますので、お気軽にご来館いただいて、防災を勉強して日常生活に生かしていただければ」
施設には、津波のほかにも、台風災害や林野火災など宮古で発生した様々な災害に関する資料が展示され、その怖さを伝えています。
宮古市災害資料伝承館は、入館は無料です。
(06/06 16:33 テレビ岩手)
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