■「思い出があるのでさみしい」仏ヶ浦の観光やイルカウォッチングも…「夢の平成号」が最終シーズンの運航スタート 青森県むつ市(青森県)
今シーズンの営業で最後となる、むつ市脇野沢発の観光船「夢の平成号」がきょうから運航を始めました。
むつ市脇野沢を出発する観光船「夢の平成号」は、出発式のあと地元の小中学生を招いた体験乗船会が行われました。
きょうは風があり波も高く船内は揺れましたが、子どもたちはアトラクションのように楽しんでいました。
「夢の平成号」は平成元年から運航が始まりました。
佐井村にある景勝地・仏ヶ浦との往復を始め、2017年からは陸奥湾のイルカウォッチングや鯛島に上陸するコースが運航されてきました。
ただ船体の老朽化や。北海道知床沖の観光船の事故を受けた法改正に対応するための安全設備の改修が、財政的に困難なことなどからことし10月13日に運航を終了します。
★乗船した地元の子ども
「6年間乗ってきたので、思い出があるのでさみしいです」
「今までありがとうということですね」
「(最後の運航までに)イルカの水中にいる時間や、一気に何頭でジャンプするか群れの数などを調べてみたいです」
20年以上船を支えてきた船長は…。
★夢の平成号 中村秀則船長
「残念だけどしかたがないので 今までやってきたんだけどこれ以上はもう無理かなと」
「(今シーズンの運航)安全第一で考えています」
夢の平成号は今月25日からイルカウォッチングコースが始まります。
(04/21 20:33 青森放送)
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