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地盤の不安定な状態続く 雪どけ水と雨で土砂崩れ発生か 青森県弘前市(青森県)



今月16日に確認された弘前市悪戸の土砂崩れは、専門家の調査で崩れた範囲がおよそ300メートルに及ぶことが分かりました。
雪どけ水と雨が主な原因として考えられています。

今月16日弘前市悪戸のりんご園と農道で確認された土砂崩れについて、弘前大学の鄒青穎准教授が現地を調査した結果をまとめました。
土砂崩れは標高およそ220メートル付近で発生し、崩れた範囲は幅およそ60メートル、長さおよそ230メートルにおよぶことが分かりました。
滑り落ちた崖の後ろには複数の亀裂が確認されていて、現在も地盤の不安定な状態が続いている可能性があるということです。

また土砂崩れの発生前には気温が高い日が続いていて、雪がとけて斜面に水がしみこみ滑りやすい状態になっていたと考えられています。
14日には1時間に最大4.5ミリ、累計で11ミリの雨が降っていて、鄒准教授は雪どけ水と雨が主な原因として、引き続き調査を進める必要があるとしています。


(04/21 20:30 青森放送)

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