■陸奥湾ホタテが“去年の倍以上”過去最高値385円に 最大の要因は高水温とエサ不足による生産量の低下(青森県)
陸奥湾ホタテの入札が行われ、1キロ385円と過去最も高くなりました。
高値だった去年と比べても倍以上で、先月からの上げ幅も過去最大です。
きょう青森市で陸奥湾ホタテのことし2回目の入札が行われました。
取り引きされたのは外ヶ浜漁協などで水揚げする予定の半成貝460トンです。
結果は1キロ平均385円で、先月28日から73円も上昇し過去最も高くなりました。
半成貝は生産が安定していた2020年から22年の2回目の入札では1キロ100円から135円でしたが、稚貝が不足してきたおととし以降高くなり、ことしは高値だった去年の2倍以上にまで跳ね上がりました。
最大の要因は去年・おととしの高水温とエサ不足で稚貝が大量に死んだことなどによる生産量の低下です。
県漁連によりますと、きのうまでの水揚げは204トンと順調な年の1割以下に留まっています。
水揚げの半数を占める平内町では生育が大幅に遅れているため、例年より1か月以上遅い大型連休明けに水揚げが始まる見込みです。
(04/21 20:31 青森放送)
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