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「メイドイン青森で士気上がる」青森ねぶたを地元木材で!三者協定で安定供給と森林資源の循環にも貢献(青森県)



ことしねぶたに使われる木が変わります。
国の重要無形民俗文化財・青森ねぶたにはこれまで外国の木材が使われてきましたが、この夏から積極的に県産材が活用されます。

★青森放送 菅原厚キャスター
「こちらは万博向けに作られているねぶたですが青森県産材100%で作られています。そしてことしの祭り本番でも県産材が使われるということです」

ラッセランドでは6月に大阪・関西万博のパレードに出陣する福士裕朗さんの大型ねぶたの制作が始まっています。
使われる木材はすべて県産のスギです。
こちらはおととしの映像です。
これまでねぶたの骨組みや台座などにはコストが安く手に入りやすい輸入木材が使われてきました。
「地元を代表する祭りには地元の木」を…。
きょう青森ねぶた運行団体協議会と県木材協同組合、青森市の三者が県産材を使ってねぶたを作る協定を締結しました。
県産材を県内の製材所に卸している組合では、安定供給と森林資源の循環にも貢献できると歓迎しています。

★青森県木材協同組合 島英樹理事長
「地産地消をメインにしていくことが山を守ることになると思いますので、限りなく地元で用意できる材料は地元で用意することが循環になる」

第7代ねぶた名人竹浪比呂央さんは、ことし監修する大型ねぶた4台すべての枠組みと台座に県産のスギを取り入れるということです。

★青森ねぶた制作者 代表 竹浪比呂央さん
「木も青森のものだと味方が増えたような思いもありますし、大事に使ってよりよいものを作っていきたい」

★青森ねぶた運行団体協議会 山内誠会長
「県産材でできているメイドイン青森だというのがわかるだけで士気も上がりますし、青森の祭りとして誇りを持って運行できる」

県産材はことしの祭りから積極的に使用され、これからのねぶたを支えます。


(04/18 20:27 青森放送)

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