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世界遺産白神山地 ユネスコエコパーク登録へ 初のフォーラム 青森県弘前市(青森県)



世界遺産白神山地を巡る新しい動きです。
弘前市の自然保護団体が自然と人間社会の共生を目的としたユネスコエコパークへの登録に向けて初めてフォーラムを開きました。

フォーラムには県内外から50人が参加しました。
主催した市民団体「津軽百年の森づくり」の根深誠代表は講師の話を参考にしてほしいとあいさつしました。
ユネスコエコパークは自然保護だけではなく文化や産業など人間社会との共生も目的としたモデル地域のことで国内では屋久島や南アルプスなど10地域が登録されています。
フォーラムでは筑波大学の吉田名誉教授が世界遺産登録後 自然だけが保護されて豊かな文化が忘れ去られていると問題点を指摘しエコパーク登録の必要性を説きました。
また日本自然保護協会の若松さんはエコパークの自治体は関係人口が多いというデータを示し地域ブランドを上げる効果があると強調しました。
一方きのう青森と秋田の知事が白神をテーマに歴史的な会談をしました。
白神問題を40年取材しているジャーナリストは…

★白神逍遥の会 佐藤昌明 代表
「青森県秋田県の知事がトップ同士で会談したというのは(世界遺産登録後)たいへん意義のあることだと思います」
「両方の県で地域づくりにどういう風に生かしていくかを考えるベースになるのがユネスコエコパークの考え方だと思っています」

★津軽百年の森づくり 根深誠 代表
「知事同士の意思疎通をして地域社会のために前進していくような方法で進んでいけば良いと思います そういうことについては私たちも協力したい」

世界遺産白神山地はユネスコエコパーク登録に向けて新たな一歩を踏み出しました。


(07/25 19:49 青森放送)

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