■家庭ごみ収集が“一時停止”も… 3町村を受け入れる「ごみ焼却リサイクル施設」火災で8時間半以上も消火活動が続く 青森県六ヶ所村(青森県)
六ヶ所村のごみ焼却リサイクル施設から火が出ました。
この施設は周辺を含む3町村のすべての世帯のごみを焼却していて、横浜町ではあす以降の家庭ごみの収集を一時停止しました。
★青森放送 一戸亮太記者
「現場からは黒い煙がもくもくと出続けています」
建物から勢いよく黒煙があがっています。
警察や消防によりますと、きょう午前9時半頃、六ヶ所村尾駮のごみ焼却リサイクル施設「クリーン・ペア・はまなす」で「煙がすごく避難している」と119番通報がありました。
缶やビン粗大ごみなどを処理するリサイクルプラザがある工場棟から火が出て、8時間半後の午後6時現在も消火活動が続けられています。
当時建物には10人ほどの職員がいましたが、この火事によるけが人や逃げ遅れはいません。
★クリーン・ペア・はまなす 杉本英樹所長
「粗大ごみの処理施設なんですけども、そちらのほうで破砕したあとの破砕物の鉄くずとか、そういったものが原因で火災が起きたと聞いています」
「まれに破砕したあとの火花が飛び散ってほこりとか、そういうものに引火するということも全くないというわけではないですので」
施設を管理する北部上北広域事務組合によりますと「クリーン・ペア・はまなす」は野辺地、横浜、六ヶ所、平内の4町村でつくる広域事務組合が1998年に55億円をかけて建設。
燃えるごみの焼却のほか、缶やびん、ペットボトル、粗大ごみのリサイクルなどを行っています。
現在は野辺地、横浜、六ヶ所の全世帯のごみを受け入れていて、昨年度はおよそ8,000トンのごみを焼却処分しています。
今後のごみの受け入れについて、事務組合の管理者で野辺地町の野村町長は…。
★北部上北広域事務組合管理者 野村秀雄 野辺地町長
「ここで出来ないことについては、近隣の市町村にお願いするかもしれないということだと思います」
「リサイクルの方については、いったんはストップだと思います」
「この施設始まって以来の事だったので、職員もびっくりしてますし、消防署員もびっくりしています。もちろん地域の方々もっと驚いたかと思います。ご心配をおかけしたことについておわびを申し上げます」
警察や消防が出火原因を調べています。
火事の影響で横浜町では、あす以降の家庭ごみの収集を一時停止し、町民に収集を再開するまでゴミ出しをしないようホームページなどで呼びかけています。
(06/16 20:03 青森放送)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)