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根っこから抜き取ってしまった木も…りんご園の大雪被害合同調査始まる 農家は悲痛な訴え(青森県)



津軽地方のりんご園で大雪による被害状況の合同調査が始まりました。
痛みが激しく、枝がすべて折れたりんごの木もあるなど被害が浮き彫りになってきました。

★青森放送 菅原厚キャスター
「平川市のりんご園に来ています。この冬の大雪でりんごの木にどれくらいの被害があったのか、これから詳しい調査が行われます」

調査は県が市町村や農協の担当者と合同で行い、平川市金屋にある駒井敬樹さんのりんご園から始まりました。
駒井さんの園地では調査したりんごの木10本のうち4本で3割以上の枝折れが確認されました。
なかにはすべての枝が折れてしまった木もあり、すでに駒井さんが伐採し切り株を根っこから抜き取っていました。

★青森放送 菅原厚キャスター
「苗木を植えたところで時間かかりますよね?」
★りんご農家 駒井敬樹さん
「丸葉栽培では7年くらいはかかる わい化栽培でも4年くらいかかる」
「伐根した後の補植用の苗木と未収益の部分が出てくるので、そのあたりの補助を考えてもらえたらありがたい」

調査は今月24日まで津軽地方のりんご園200か所で行われ、来月上旬に被害状況を公表するとしています。

★県りんご果樹課 佐藤新吾課長
「苗木の不足については、いますぐ供給できるものというのは限られていますので、その後どういう支援ができるのか今後検討していきたい」

一方、自民党県連の津島淳会長たちはりんご園や農業用ハウス合わせて4か所を視察しました。
自民党県連は視察を踏まえ要望書を作成し国に提出する方針です。


(04/14 20:01 青森放送)

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