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「7人の子どもにご飯を食べさせるために…」玄米盗んだ男に懲役2年6か月を求刑 別の農家からも盗んだことを認める 青森県青森市(青森県)



青森市の精米所に侵入し玄米を盗んだ罪に問われている男に、検察は懲役2年6か月を求刑しました。
きょうの裁判で男は別の農家からも玄米を盗んでいたことが明らかになりました。

青森市新城の会社員 大矢一樹被告37歳は、ことし3月青森市の精米所に侵入し玄米2袋60キロを盗んだとして窃盗と建造物侵入の罪に問われています。
青森地方裁判所で開かれた裁判では追起訴審理が行われ、大矢被告は2人の被害者から玄米あわせて59袋、およそ70万円相当を盗んだ追起訴内容を認めました。

また被告人質問では、事件当時「休職中で収入がなく生活がままならないため、7人の子どもにご飯を食べさせるためにやってしまった」と動機を述べました。
検察側は「全国でコメが高騰する中、玄米を盗み売った犯行は悪質で、前歴が3回あることから再犯の可能性もある」として、懲役2年6か月を求刑しました。
弁護側は「被害弁償をして反省している」として、執行猶予つきの判決を求めています。
判決は今月19日に言い渡されます。


(06/04 19:40 青森放送)

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