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【特集】世界遺産・縄文遺跡群を伝える2人の若いガイドはつがる市初の20代!個性を生かし魅力を発信!(青森県)



特集は世界遺産の縄文遺跡群を伝える2人の若い遺跡ガイドです。
つがる市で初となる20代のガイドがそれぞれの個性を生かして魅力を発信しています。

★つがる縄文遺跡案内人工藤里美 さん
「有名な遮光器土偶が明治20年に発見されたところです」

オレンジ色のユニフォオームを着て説明を受けているのはことしから「つがる縄文遺跡案内人」に加わった新人ガイド上東健太さん28歳と宮田真梨子さん27歳です。
2人とも県外出身で地域おこし協力隊員として3年前つがる市に移り住みました。
亀ヶ岡石器時代遺跡と田小屋野貝塚を案内するつがる縄文遺跡案内人は、現在16人が在籍していますが2人は創立以来はじめての20代ガイドです。

★つがる縄文遺跡案内人坂本紀子 さん
「若さで明るくお客様に対応していただきたいと思っています」

★小林さん上東さん
「良いですね似合ってますこれから活躍して」「はい頑張ります」

学芸員の小林さんも若い2人の活躍に期待を寄せます。

★つがる市教育委員会小林和樹 学芸員
「これから遺跡としても新しい技術ARとかVRとかの導入も考えているんですけども若い人独自の視線で新しい視点からのガイドについてもぜひしていってもらえればと思います」

これからの期待を背負う2人のそれぞれの仕事をのぞいてみました。
上東さんはJR木造駅内にある「つがる市観光物産協会」に勤務し、観光客への案内やお土産品の販売などをしています。

★上東健太 さん
「大・中・小ありましてこの大のサイズが実物大なんですよ」

実は上東さん出身は関西です。

★上東健太 さん
「大阪府の河内長野市という所の出身です」

上東さんは24歳のときまで吉本興業に所属し芸人として活動していました。

しかしコロナ禍で活動の制限が増え転身を考えるなかで4年前、雪のある生活に憧れつがる市へ移住。
市の魅力を発信する仕事に携わるうちにガイドへの挑戦を決意しました。

★上東健太 さん
「やっぱり今生活していると(周りの人は)津軽弁がほとんどなのでナチュラルな関西弁は抜けてきているかなと思っていますただコンテンツとして大阪弁は使っていきたいなと思っています」

東京都出身の宮田さんは大学生の時に参加したつがる市の移住体験ツアーで地方の魅力や人の温かさに触れ移住。
ことし旅行案内などをする「宮田観光」を個人で立ち上げました。

★宮田真梨子 さん
「地域おこし協力隊としてつがる市で3年過ごしていくうちに津軽の地域にはまだまだ知られていない魅力がたくさんあるなと感じたのと旅行業者自体がこの地域に少ないので何か魅力を発信できる仕事が需要があるのではないかと思い」

いまでは市の移住体験ツアーの運営にも携わるなど津軽地域の観光の知識はばっちり。

★宮田真梨子 さん
「ここにお墓が3基あったらしいんですけどもその中で1基だけ人骨が見つかりました」

7月からは独り立ちして観光客へのガイドを行っています。

★栃木からの観光客
「話もわかりやすくて明るくて楽しかったです」「もう慣れたような感じで」

★宮田真梨子 さん
「全国いろんな所からお客さんがいらっしゃるのでお客さんのお話を聞くのも楽しいですしお客さんに何かお伝えしてそうなんだと発見をしていただくのもすごく楽しいなと思っています」

上東さんのガイドデビューもまもなくです。

★上東健太 さん
「前職を生かしておもしろおかしく縄文を発信できたら良いなと思っています」「あまり縄文に興味無い方も意外と縄文っておもしろいなと思ってもらえるようになりたいと思います」

世界遺産の縄文遺跡に若い2人のガイドが吹かせる新しい風に注目です。


(07/22 20:00 青森放送)

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