■「トロイの木馬に感染している」修理費用を要求された60歳代の女性が60万円分の電子マネー利用権をだまし取られる被害(青森県)
青森警察署によりますと、4月21日、青森県内に居住する60歳代の女性が自宅でパソコンを使っていたところ、パソコンに、「Facebookにメッセージが届いた」という通知が来たため、その通知をクリックしたところ、パソコンからアラーム音が鳴り、画面上に「あなたのパソコンが使えなくなりました。」と表示され、同時に010から始まる電話番号が表示されました。
女性が表示された電話番号に電話をかけたところ、マイクロソフト社の社員を名乗る片言の日本語を話す男が対応し
・パソコンがトロイの木馬に感染している。
・アップルギフトカード20万円を支払ってもらえればパソコンを直す。
などと言われ、青森県内のコンビニエンスストアに行き、アップルギフトカード20万円分を購入しました。
購入後、女性は自宅に戻り、男性の指示でパソコンに表示された入力フォームにアップルギフトカードの利用権コードを入力しました。
すると男性から電話で
・コード番号が間違っている。
・次は、会社の規定で倍の40万円のアップルギフトカードを支払ってもらう。
・2回目の40万円分からパソコンを直す費用を差し引いた20万円を現金書留で返金する。
などと言われ、再度同じコンビニエンスストアで購入したアップルギフトカード40万円分の利用権コードをパソコンの入カフォームに入力しました。
その後も、男性からコード番号が間違っているとして80万円分のアップルギフトカードを要求された女性は、男性の指示に従って、これまでとは別のコンビニエンスストアでアップルギフトカード80万円分を購入しようとしたところ、店員から詐欺と指摘され詐欺の被害に気が付いたということです。
警察は電子マネーを購入する前に、家族・知人、警察署、最寄りの交番等に相談するなどして、絶対に1人で対応しないよう呼びかけています。
(04/22 19:34 青森放送)
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