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八光水産(八戸市)が自己破産申請へ 負債は約1億4,000万円 背景に八戸港の水揚げ不振も(青森県)



帝国データバンク八戸支店によりますと八光水産(はっこうすいさん)(八戸市白銀)が、4月10日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して、自己破産申請の準備に入りました。
負債は2024年7月期末時点で約1億4000万円(うち金融債務1億3000万円)とみられています。

八光水産は、1993年(平成5年) 8月設立の生鮮魚介類卸売業者です。
イカ、サバを中心とした鮮魚の卸売、切り身や短冊などの一次加工も行い、ピーク時の2003年7月期には年売上高約13億円1800万円の売上高を計上していました。
その後は、イカ等の水揚げ不振を背景に漁期の短いイカを継続的に出荷出来るよう冷凍凍結装置を導入したほか、サバの扱いも開始し、自社製品となる「八戸産しめさば」の製造販売も行っていました。
しかし、地元八戸港の水揚げ不振に歯止めがきかず原材料確保に苦戦を強いられ、2024年7月期の年売上高は約2億8600万円まで落ち込み、原料や資材などの製造コストの上昇を背景に赤字が続き、債務超過に陥っていました。
その後も業績改善の見込みが立たず、資金繰りが限界に達したことから、事業の継続を断念しました。


(04/11 13:57 青森放送)

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