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栄養豊富!十三湖のシジミ漁が解禁 ことしデビュー51歳の新人漁師も初めての船出(青森県)



十三湖のシジミ漁がきょう解禁され、春の湖面は活気にあふれました。
ことしシジミ漁師デビューを果たし、はじめての船出となった新人も奮闘していました。

午前7時シジミ漁が解禁されると、十三漁協と車力漁協からあわせて150隻が一斉に漁に出ました。
漁師たちは柄の先にかごのついた「じょれん」を使って、湖の底から貝をかき出すように獲っていきます。
およそ2時間後に戻ってきた船には資源保護のため、定められている上限140キロのシジミが積まれていました。

★漁師
「まあまあ 良くも悪くもない」

去年1年間十三漁協でのシジミの水揚げ量は1,219トンと、5年ぶりに1,000トンを上回りました。

★十三漁業協同組合 梶浦 武也 組合長
「上流域に雪がたくさんありますので、岩木川の上流域からミネラルをたっぷり含んだ栄養豊富な淡水が順調に流れてきてくれればシジミの生育にも良い影響をもたらすんじゃないかなと思います」

ことし51歳でデビューした新人の長尾孝弘さんです。
地元の産業を支えたいと食品加工の仕事から漁師に転身、ベテランの兄信一さんの力を借りきょうがはじめての船出となりました。

★新人シジミ漁師 長尾 孝弘 さん
「何をしていいかわからなくて焦っちゃって もう次(やることが)わからなくなっちゃいますね」

十三漁協ではこの3年で合わせて6人がシジミ漁師としてデビューしました。

★新人シジミ漁師 長尾 孝弘 さん
「1人前の漁師になれるよう頑張ります」

十三湖のシジミ漁は夏場の産卵期を除いて10月15日まで行われます。


(04/10 19:11 青森放送)

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