■米相互関税 青森県産ナガイモ輸出にも影響懸念(青森県)
アメリカのトランプ政権が打ち出す相互関税に対し県産ナガイモの輸出業者も影響を懸念しています。
八戸市の貿易会社ファーストインターナショナルではアメリカに輸出している県産ナガイモについて、現地の商社から来月の取引数量を減らしたいと要望があったということです。
90日間の措置停止で、予定通りの出荷にはなりましたが、今後については不透明ということです。
県産ナガイモは2023年に輸出された235トンのうち3割の79トンがアメリカ向けでした。
現地で競合するのは中国産の低価格のナガイモで、高い関税が課せられるとアメリカ国内の消費の落ち込みだけでなく、アジア市場への影響も危惧されるといいます。
★ファーストインターナショナル 桜庭雅紀常務
「この中国の125%の関税が今後も続くとすればアメリカにこれまで輸出されていた中国の商品があふれるということになります。そうなると日本から東アジアや東南アジアに出す輸出の競争力がちょっとなくなってしまう」
ファーストインターナショナルでは輸出先の分散を図りながら今後の動向を注視したいとしています。
(04/14 16:51 青森放送)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)