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【被爆80年】長崎市はどうする?「平和式典 各国への対応」広島市が全ての国に “案内状”《長崎》(長崎県)



広島市は、今年の平和記念式典での各国への対応についてこれまでの ”招待” から、全ての国に ”案内” を送る方針を固めたことが分かりました。

長崎市はこの対応を受け「今年の祈念式典のあり方について、どうあるべきかを検討していきたい」とコメントしています。

広島市の平和記念式典では毎年、市が各国の大使らに「招待状」を送っていますが、ウクライナ侵攻以降は、ロシアと同盟国のベラルーシを招待していませんでした。

関係者によりますと、これまでの基準を見直し、ロシアとベラルーシを含む全ての国に式典の概要を案内した上で、出席するかどうかの判断を委ねる方針を固めたということです。

「迎える平和」を掲げてきた広島市は、被爆80年の今年、その考え方を反映させ、来月に案内状を送る予定です。

長崎市では毎年、各国に平和祈念式典の招待状を送り、出席の有無を確認しています。

去年まで3年連続で、ロシアとベラルーシについて招待を見送っています。

また去年はイスラエルの招待も見送り、アメリカ、イギリスなど、日本を除くG7の6か国とEUは大使らに代わり、代理人が出席しています。

市は、広島市の対応を受け「今年の式典のあり方についてどうあるべきかを検討していきたい」とコメント。


また ナガサキの被爆者 田中重光さんは「戦争をしている国を呼ぶのに抵抗がある。平和を世界中に訴える機会だが、市には去年と同じ判断を求めたい」と話しています。


※広島市は「平和記念式典」 長崎市は「平和祈念式典」

(04/11 19:50 長崎国際テレビ)

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