■【被爆80年】長崎市はどうする?「平和式典 各国への対応」広島市が全ての国に “案内状”《長崎》(長崎県)
広島市は、今年の平和記念式典での各国への対応についてこれまでの ”招待” から、全ての国に ”案内” を送る方針を固めたことが分かりました。
長崎市はこの対応を受け「今年の祈念式典のあり方について、どうあるべきかを検討していきたい」とコメントしています。
広島市の平和記念式典では毎年、市が各国の大使らに「招待状」を送っていますが、ウクライナ侵攻以降は、ロシアと同盟国のベラルーシを招待していませんでした。
関係者によりますと、これまでの基準を見直し、ロシアとベラルーシを含む全ての国に式典の概要を案内した上で、出席するかどうかの判断を委ねる方針を固めたということです。
「迎える平和」を掲げてきた広島市は、被爆80年の今年、その考え方を反映させ、来月に案内状を送る予定です。
長崎市では毎年、各国に平和祈念式典の招待状を送り、出席の有無を確認しています。
去年まで3年連続で、ロシアとベラルーシについて招待を見送っています。
また去年はイスラエルの招待も見送り、アメリカ、イギリスなど、日本を除くG7の6か国とEUは大使らに代わり、代理人が出席しています。
市は、広島市の対応を受け「今年の式典のあり方についてどうあるべきかを検討していきたい」とコメント。
また ナガサキの被爆者 田中重光さんは「戦争をしている国を呼ぶのに抵抗がある。平和を世界中に訴える機会だが、市には去年と同じ判断を求めたい」と話しています。
※広島市は「平和記念式典」 長崎市は「平和祈念式典」
(04/11 19:50 長崎国際テレビ)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)