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女子レスリング界屈指の実力「国見町出身 吉武まひろ選手」日本の選手権で頂点…そして世界狙う《長崎》(長崎県)



4月13日に東京で行われる、23歳以下のレスリング選手権に挑む女子選手。

世界選手権の出場をかけて頂点を狙います。

相手のスキをつく鋭いタックル。

巧みなグラウンドテクニックで、フォールに持ち込みます。

雲仙市国見町出身の、吉武 まひろ 選手。23歳。


(吉武まひろ選手)
「技が決まる時もそうですし、リードされてても1発のチャンスを逃さなければ、逆転できるところが魅力」

吉武選手は小学2年生の時にレスリングを始めました。

高校は、県内の強豪、島原高校に進学。

3年生の時には、インターハイで優勝を果たしました。



日本体育大学進学後も「全日本選手権」で ″日本一” に輝くなど、輝かしい成績を残し、社会人となった現在も国内トップクラスの実力を誇ります。


去年、大学を卒業。地元で恩返しをしたいと、現在は島原特別支援学校で教員として働いています。

そして同時に、大好きなレスリングを続ける道も選んだ吉武選手。

練習は、主に母校の島原高校で行っています。

(吉武まひろ選手)
「大学生の時は女子だけで練習してて、今は高校生のほとんど男子がメイン。女子に比べて、スピードとかパワーとかもある。女子とやる感覚も練りながら、男子の中でできることをやってる」

大学時代に比べて練習量自体は減ったものの、質の高さを追求することと、精度をあげることで成長につなげています。

(吉武まひろ選手)
「戻ってきて、高校生から質問されることも多い。自分自身でもう1回、自分の技を考え直す機会ができた。技の理論とか理屈とかを、自分で理解してできるようになった」

吉武選手が得意とするのは、相手の背中を取って伏せた状態で技を仕掛けること。

男子選手特有のパワーとスピードに対応しながら、得意とする形を繰り出せるよう、繰り返し練習に取り組みます。

今週13日に東京で行われる、23歳以下の「レスリング選手権」に挑む吉武選手。

10月にセルビアで行われる「世界選手権」に出場するには、この大会での優勝が条件となります。

(吉武まひろ選手)
「優勝しないと(世界選手権出場の)権利がもらえないので、内容にもこだわりつつ、1番は結果が大事になってくるので、何が何でも勝ちに行きたい」

(04/12 18:45 長崎国際テレビ)

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