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「研究に役立ててほしい」国指定の文化財 “かくれキリシタン信仰用具の壺” 長崎市に寄贈《長崎》(長崎県)



かくれキリシタンゆかりの信仰用具の壷が長崎市に寄贈されました。

長崎市に寄贈されたのは、国の重要有形民俗文化財「長崎のかくれキリシタン信仰用具」の1つ『華南三彩貼花文五耳壺』です。


(壷を寄贈した 木浦 弘海さん)
「こういう壺だと最初は思わなかった。宗教関係で後々、役に立つのであればぜひ使ってほしい」

寄贈したのは、長崎市三重町の木浦 弘海さん(85)で、約20年前に実家の戸棚を整理中、壺を見つけました。


その後は納骨堂で保管していましたが、かくれキリシタンの有識者による調査で、16世紀末から17世紀前半に日本に伝わったものと判明したそうです。

研究に役立ててほしいとの思いから、市に寄贈し先月、鈴木市長から感謝状が贈られました。


「かくれキリシタンの信仰用具」は、メダルやロザリオ、オラショと呼ばれる祈祷文など2200点あまりで構成され、今年1月に国の重要有形民俗文化財に指定されています。

(04/16 12:16 長崎国際テレビ)

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