■“国際交流のきっかけに” 長崎大学でタイ伝統行事を体験 ミャンマー地震の募金も実施《長崎》(長崎県)
タイの旧正月を祝う祭りの体験イベントが15日、長崎大学で行われました。
会場には、先月末にミャンマーで発生した大地震の被災地を支援しようと募金箱が設置され、被災者に思いを寄せました。
長崎大学で行われたタイの旧正月を祝う「ソンクラーン」の体験イベント。
ソンクラーンは、仏像などに水をかけて身を清める伝統行事で、タイやミャンマー、ラオスなどからの留学生や教員、日本人の学生ら約70人が参加しました。
(タイからの留学生)
「日本人と一緒にタイのソンクラーンを楽しめてとてもうれしい」
(日本人学生)
「大学2年の夏にタイに行っていたので、少し懐かしいなと思いながら。祭りは初めてなので楽しんでいる」
イベントは文化を知ってもらい、交流を深めるきっかけにしてほしいと、タイ出身の教員や留学生らが企画。
(タイ出身留学生 メイ チョウさん)
「長崎に住んでいるタイの人は少ない。タイの文化を紹介するイベントも少ないので、企画を作れて喜んでいる」
グリーンカレーやココナッツゼリーなど、タイ料理が振る舞われたほか、会場には先月28日にタイの隣国ミャンマーで発生した大地震の被災地を支援しようと、募金箱も設置されました。
ミャンマー側の発表によりますと、大地震ではこれまでに死者は3600人以上に上り、倒壊したマンションの中から日本人の遺体も見つかっています。
イベントの参加者、長崎大学熱帯医学研究所で働くタン ジン トゥンさんは、震源地に近い中部マンダレー出身。
トゥンさんも地震によって亡くなってしまった友人や、仕事を失った知り合いもいるそうですが、募金する人の姿などを見て勇気づけられたと話します。
(タン ジン トゥンさん)
「とても感謝している。2017年から長崎に住んでいて,第2のふるさとのように感じている。本当に素敵な場所だ」
集められた募金は、日本赤十字社が行っている「2025年ミャンマー地震救援金」に寄付されるということです。
(04/16 06:45 長崎国際テレビ)
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