■“作曲家”の裏話などユーモアたっぷりに「音楽史の入門書」長崎のイラストレーターが本発売《長崎》(長崎県)
“難しい音楽史” をかわいいイラストと優しい解説で紹介した入門書。
長崎市の音楽イラストレーターが、歴史に残る作曲家たちや長崎との意外なつながりを漫画で伝えています。
“音楽の父”と呼ばれる バッハ。
だが、当時は人気がない作曲家だった。
ベートーヴェンの代表曲「運命」。
あの有名なフレーズは、鳥の鳴き声がヒントだった。
音楽史の入門書として、先月発売された『マンガでわかる クラシック音楽の歴史入門』。
作曲家たちを魅力的に描き、音楽史をユーモアたっぷりに紹介したのは、長崎市の音楽イラストレーター、やまみち ゆかさんです。
(やまみち ゆかさん)
「音楽史というジャンルは、すごく専門的で難しい本が多い。軽い気持ちで読めるように心がけた」
子どもたちにピアノの指導もしているやまみちさん。
先生の描いた本を教え子は…。
(小学校6年生)
「音楽室とかで見る作曲家の肖像画はリアルすぎて怖いけど、ゆか先生の絵は、かわいらしくて面白味もあって、すごく読みやすい本」
子どものころから読むのも描くのも、大好きだという やまみちさん。
(やまみち ゆかさん)
「わかります?。誰でしょう」
(記者)
「ベートーベン」
作曲家を描く、コツは…。
(やまみち ゆかさん)
「皆さんが知っている肖像画から遠く離れないように、あまりにイケメンに描きすぎないように。
あとは作曲家自身の性格を反映して、例えばベートーヴェンだったら…。
頑固で気が強い一面があるので、“ムッ”とした、意志の強い眉毛太く…みたいな感じを心掛けています」
もともと、ユニークな音楽の話題をSNSで発信していたところ、出版社に勧められて絵本や伝記などを制作。
今では、音楽の月刊誌にも連載するなど活躍の場を広げています。
(やまみち ゆかさん)
「作曲家の面白エピソードや趣味、裏側の人生などを、面白おかしく紹介している」
最新作では、クラシックと日本のかかわりにも注目。
鎖国していた日本で、長崎は…。
(やまみち ゆかさん)
「日本人たちは西洋音楽を全く知らない状態だった。それにもかかわらず “出島” という場所を通して、シーボルトがピアノを持ち込んだところであり、出島ではオペラが上演されるような、音楽でも特別な場所だった」
音楽の起源から中世・ルネサンス、現代まで、1300年の歴史がマンガでわかる音楽史。
(やまみち ゆかさん)
「難しい本は読みたくないと思う人にも、気軽に入り口に立ってもらって興味を持ってもらえる本になっているので、気軽に手に取って読んでほしい」
(04/15 14:00 長崎国際テレビ)
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