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F35B部隊の岩国基地への展開 市は「現時点では市民生活への影響を判断しかねる」 国に追加照会の方針(山口県)



アメリカ軍岩国基地に新たなF35B部隊が展開した問題…国はきのう「あくまでも一時的な運用で地域への影響はない」などと説明しました。

岩国市は現時点では市民生活への影響を判断しかねるとし、今後、疑問点を追加で国に照会するとしています。

この問題は今月、アメリカ軍岩国基地に岩国市や県への事前通告なしに新たなF35Bの部隊が展開しているものです。

県や岩国市の照会に対して国はきのう「あくまでも一時的な運用で機数の大きな変更はない」「今回の展開で地域への影響が生じるとは認識していない」などと説明した一方、「期間など詳細は明らかにすることはできない」としました。

きょうは爆音訴訟の原告らで作る岩国爆音訴訟の会が新たな部隊の配備撤回を国や米軍に求めることを申し入れました。

( 岩国爆音訴訟の会 吉岡光則事務局長)
「アメリカが好きなようにやるからお前黙って従えという体制がものすごく強まっている。その一つの現れ」

岩国市は市民の生活環境が悪化する基地機能の変更は認められないというスタンスですが、期間や機数が明らかにされていないため市民生活への影響を判断しかねるとしました。

(岩国市 石本英二基地政策担当部長)
「機数や期間などについて疑問点がある。県と連携して追加照会を検討している」

岩国市は国からの回答を踏まえ市としての見解を示したいとしています。

(05/28 19:34 山口放送)

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