■県職員としての思い新たに 県の新入職員が幕末の志士も駆け抜けた「萩往還」を体験(山口県)
この春、県に採用された新入職員が、幕末の志士も駆け抜けた「萩往還」の一部を歩く恒例の研修に臨みました。
萩往還体験研修は、県が新入職員を対象に毎年行っているものです。
21日はおよそ190人の職員が村岡知事と県庁を出発。
改修工事の鉄骨の解体が始まった瑠璃光寺五重塔のそばを通り、およそ12kmの研修コースに踏み出していきました。
(村岡知事)
「新人の皆さんはすごく意欲に満ちているので頼もしいですね」
(語り部の会)
「水がずいぶん流れるので、道路が壊れないように昔から石畳になっている」
萩往還は、萩城からの参勤交代のために萩と防府を結ぶ道として開かれたもので、幕末には吉田松陰ら維新の志士も駆け抜けました。
(新入職員)
「こういった道は見かけることも歩くこともないので、新鮮です」
出発から2時間半ほど。江戸時代から旅人の休憩場となっていた「六軒茶屋跡」で昼食をとり、県庁へと戻ります。
(農林総合技術センター配属 坂爪智帆さん)
「声を掛け合いながらここまで登ることができてよかった。私は畜産職なので、山口県の畜産を盛り上げられるようにがんばりたい」
(福祉総合相談支援センター配属 江尻大輝さん)
「こういう歴史を県外の人にも伝えていきたい」
(村岡知事)
「維新の志士たちが新しい国をつくるために情熱・志をもって歩いた道なので、職員がそれを感じ、これからがんばるという気持ちを強くしてもらえたら」
参加者は晴れやかな表情で、県職員としての思いを新たにしていました。
(04/21 19:33 山口放送)
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