■上関原発の埋め立て延長許可取り消し求め住民が申し入れ(山口)(山口県)
中国電力の上関原発建設計画をめぐり、海の埋め立て免許の延長許可を取り消すよう、計画に反対する住民らが県に申し入れました。
上関原発に反対する上関町祝島の島民でつくる団体などが県庁を訪れ県の担当者に申し入れ書を手渡しました。
中国電力は2009年、上関原発の建設に向けて準備工事に着手しましたが2011年の東日本大震災を受け中断。これまでに3回海の埋め立て免許の延長が認められていて再来年(2027年)6月に期限を迎えます。
島民らは「計画の見通しが立っていない中県が延長を許可し続けるのは適切ではない」などとして延長許可の取り消しを求めました。
これに対し県は「原発本体の着工時期などが明らかでないことのみを理由に不許可とすることは適切ではない」との国の見解を示し、許可を取り消すことは考えていないと回答しました。
(上関原発を建てさせない祝島島民の会 木村 力代表)
「目の前に埋め立てが行われる祝島にとってはずっと苦しんでいる。島の人の気持ちを思うとすごく残念です」
祝島の島民らは免許の延長許可を取り消すよう求める170人分の署名も県に提出しました。
(10/29 12:02 山口放送)
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