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山口市が来月から5歳児無料検診を実施 発達障害などをより早く認知し支援(山口県)



山口市は、来月(6月)から、すべての5歳児を対象とした無料健診を始めると発表しました。

発達障害などをより早い段階で認知して支援につなげていく取り組みです。

(伊藤市長)
「生まれてから就学までの切れ目のない健康診査が行えるよう、6月から新たに5歳児全員を対象とした公費による健康診査を開始いたします。」

山口市では これまで幼児の無料健診として「1歳」「1歳半」「3歳」の3回を実施してきましたが、来月から新たに「5歳児健診」を加えます。

5歳頃は、言語の理解能力や社会性が高まり、発達障害などが認知されやすい時期とされています。

国は、就学前の早い時期から必要な支援につなげようと、2年前から5歳児健診を実施する自治体に費用の補助を行っています。

健診ではしりとりができるかなど、発達や生活習慣に関する問診や医師の診察が行われます。

対象者は1281人で、市から送られてくる受診票を使ってかかりつけの小児科などで個別に受診します。

(伊藤市長)
「支援が必要なお子様には早期に必要な支援につなげることができますことから子育て家庭が安心して育児ができるよう取り組んで参りたいと考えております。」

山口市によると公費負担による5歳児健診の実施は、県内では 阿武町に次いで2例目だということです。

(05/28 19:36 山口放送)

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