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中間貯蔵施設建設計画 柳井市議会への反対決議を求める請願は「継続審査」に(山口県)



上関町で中国電力が進めている使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設計画について。

上関町に隣接する柳井市の市議会に提出されていた計画反対を表明するよう議会に求める請願は「継続審査」となりました。

22日、最終日を迎えた柳井市議会9月定例会では請願の審査を付託された総務文教厚生常任委員会の坂ノ井徳委員長が委員会の結果を報告しました。

請願を提出したのは上関の中間貯蔵施設を考える周防住民の会で、関西電力から使用済み核燃料が運び込まれることに対する懸念などから柳井市議会で計画に対する反対決議をするよう求めていました。

委員会では「国や中国電力の説明を受けてから市議会として判断するべき」などの意見が出され、請願を「継続審査」とするよう決定しました。

「継続審査」という報告を受けて、本会議では賛成、反対、それぞれの立場の議員が討論を行いました。

(「継続審査」に反対 長友光子議員)
「市民の安全を守ることこそ自治体の使命と規定した地方自治法に照らして中間貯蔵施設の建設は市民の安心安全を守るという事に逆行する」

(「継続審査」に賛成 平井保彦議員)
「国や実際に事業を行う電力事業者といった責任ある立場の方からの説明を市民の皆さんにも聞いていただいたうえで判断すべき」

討論の結果、賛成多数で委員会の決定通り「継続審査」となりました。

請願は総務文教厚生常任委員会で引き続き議論されます。


(09/22 19:37 山口放送)

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