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公共桟橋としては日本一の水深!徳山下松港で19m桟橋が供用開始に〜ケープサイズ船も利用可能に(山口県)



深さ19メートルと公共桟橋としては日本一の水深を持つ桟橋が徳山下松港に完成し、25日、記念式典が開かれました。

この桟橋は、下松市の東海岸通り沖に国土交通省や県などがおよそ338億円をかけ整備したものです。

長さは390メートル、水深は19メートルと公共桟橋としては日本一の深さを持ち石炭などを載せた12万トンから20万トン級の大型貨物船の受け入れが可能となります。

大型船の初入港にあわせ、およそ300人が出席して記念式典が開かれ、村岡知事らがテープカットをして完成を祝いました。

(村岡知事)
「大量のエネルギーを必要とするので それをいかに安価に安定的に獲得するかが競争力を維持し高めていく上では 大変重要なカギになる、その意味では国内最大の深さを持つ公共桟橋が完成したのは非常に大きな力になる」

この桟橋で荷揚げされた石炭は、全長1キロのベルトコンベアで備蓄基地に運ばれ、その後、瀬戸内海沿岸を中心に各地に運ばれることになります。

徳山下松港は、国際バルク戦略港湾に指定されていて石炭の取扱量はおよそ1100万トンと全国でも最も多くなっています。

今後、徳山地区や新南陽地区でも整備事業が進められることになっています。


(05/26 11:55 山口放送)

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