■相次ぐ教職員の不祥事を受け県教委綱紀保持対策チームに助言する「外部検証委員会」が発足(山口県)
教職員の不祥事が相次いだため新たな取り組みが始まりました。
県教育委員会は、「綱紀保持対策チーム」に助言する「外部検証委員会」を発足させました。
綱紀保持のために発足した外部検証委員会の委員は6人で、民間企業のリスク管理担当者、弁護士、臨床心理士などから構成されます。
きょう(16日)を含め3回の会議を開き、出された意見をもとに今年度中に綱紀保持のための提言を取りまとめる予定です。
背景にあるのは、不祥事による懲戒処分の増加です。
2022年度と23年度はここ10年で最も多い11件。昨年度も9件と高止まりの状態となっています。
内訳としては「飲酒・酒気帯び運転」や「わいせつ」事案が多くを占めています。
これまで県教委の幹部らでつくる「綱紀保持対策チーム」が再発防止に向けて取り組んできましたが、度重なる不祥事を受け今回初めて外部検証員会が設置されました。
非公開で行われたきょうの会議では、これまでの対策について意見が交わされたほか委員それぞれの専門的な見地から助言があったということです。
(県教委教職員課 安武宏典課長)
「『動機』『機会』『正当性』この3つの項目のどれか1つが欠けると不祥事が起きにくくなるとご示唆をいただいた。いかにそれらの要因を排除していくか。ご助言頂いたところです」
次回の会議は8月に開催されます。
(06/16 19:32 山口放送)
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