■学生たちのアイデアとは 空き家や空き部屋を活用し大学生の居住問題の解決を目指す授業で最終発表会(山口県)
空き家や空き部屋を活用し大学生の居住問題の解決を目指す授業がこの4月から周南公立大学で行われてきました。
その最終発表会が24日行われ、大学生たちが自分たちのアイディアを発表しました。
この授業は社会課題をビジネスで解決する「社会起業家」とはどういうものなのか学んでもらおうとことし4月から行われてきました。
(学生)
「私たちは今回のリノベーションを通して銀南街を活気づけたいと考えています」
実は、周南公立大学…、2022年に徳山大学が公立化、定員が増えたことで大学周辺では空き部屋が少なくなっていたり、家賃が高い部屋しか残っていなかったりと課題があります。
そこで授業では学生側の経済的負担の削減や住む場所の確保、また地域活性化といった社会課題を解決するために市営住宅や一軒家などの空き家をシェアハウスとしてリノベーションするプロジェクトを進めてきました。
こちらのチームが担当したのは周南市中心部の商店街の空き物件。
学生の居住問題と空き家問題、中心商店街の空洞化を同時に、解決するためにはどのような物件が必要か?
学生たちは実際に改築する場合工事を請け負う工務店と一緒に物件を見に行き大学生がシェアハウスをするためにはどんなリノベーションが必要か確認しました。
(学生)
「ここの裏って空洞じゃないですかここを開けてここにクローゼットを入れて…」
授業ではシェアハウスに向けてどのようにリノベーションするのか、リノベーションによる大学側、学生側のメリット、何年で投資額を回収できるかなどを発表しました。
(学生)
「シェアハウス用に二部屋にするために壁を作ります中には防音断熱材をいれて音漏れも防止します次にクローゼットの増設です部屋の増設に伴いクローゼットに関しても増設しようと思います」
(リーダー 経済経営学部井垣 恵さん)
「問題を解決しながらも利益を出していくというそういう考え方なのでそこは美しいというか無駄がない考え方だなと思った」
(林浩喜 特任教授)
「1人1人みんな個性も違うし得意分野も能力もみんな違うんですけどそれをチームでやってガツンと一つにまとまって爆発力」「本当に豊かな将来性を感じました」
今後は大学が実際にシェアハウスとして実現可能かどうかなども含めて大家などと検討を進めていくということです。
V=2’50+15
(07/25 19:29 山口放送)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)